
日々の制作業務に追われ、新規開拓の営業に手が回らないとお悩みではありませんか?クリエイター特有の工数不足により、自社の強みや作品を的確にアピールできず、良質な案件獲得の機会を逃している映像制作会社は少なくありません。そこで効果的なのが、プロに営業活動を委託する「営業代行サービス」の活用です。
本記事では、映像制作会社におすすめの営業代行7選をはじめ、固定・成果報酬などの料金相場、失敗しない選び方を徹底解説します。自社に最適な代行会社を見つけ、営業のストレスから解放され本来の業務に専念できる環境を整えましょう。
映像制作会社が抱える「営業の課題」とは?

映像制作会社の多くは、質の高いコンテンツを生み出す技術を持ちながらも、営業活動において特有の課題に直面しています。ここでは、クリエイティブ業界ならではの代表的な営業課題について解説します。
クリエイター特有の工数不足と業務の圧迫
映像制作の現場では企画から撮影、編集まで膨大な作業が発生します。少人数のチームやフリーランスの場合、営業活動に割く時間や工数を確保できません。結果として既存案件の対応に追われることで本来の作成業務が圧迫され、新規顧客の開拓が完全に止まってしまう悪循環に陥りやすくなります。
自社の強みを言語化する難しさ
優れた映像作品を作れることと、その魅力を顧客に伝える営業スキルは別物です。自社の強みや過去のポートフォリオ(作成物)を、専門知識のない顧客に対して「どのような課題を解決できるか」という視点で言語化し、分かりやすい企画書や提案に落とし込む作業は、クリエイターにとって大きな壁となります。
安定した高単価案件・継続案件の獲得ハードル
営業活動が疎かになると、紹介やクラウドソーシングなど受動的な案件獲得に依存しがちです。これにより、単発や低単価の案件ばかりを請け負うことになり利益率が低下します。企業が安定して成長するには、自らターゲットを絞り、高単価かつ継続的な取引が見込める優良顧客を獲得する仕組みが必要です。
映像制作会社が営業代行サービスを利用するメリット

営業代行の導入は、人手や工数不足の解消だけでなく、企業成長の基盤づくりにも繋がります。ここでは、映像制作会社が営業活動を外注することで得られるメリットを解説します。
営業活動をプロに任せ制作業務に専念できる
最大のメリットは、クリエイターが本来の業務である映像制作に集中できる点です。リスト作成やテレアポ、日程調整といった工数のかかる業務をプロに一任することで、作品の品質向上や納期の短縮に直結します。精神的な営業ストレスからも解放されるため、制作パフォーマンスの最大化が期待できます。
新規開拓だけでなく休眠顧客の掘り起こしも可能
過去に取引があったものの、現在連絡を取っていない「休眠顧客」への再提案も効果的です。営業代行は、定期的なフォローや最新情報の案内を通じて、過去の顧客との接点を再構築します。新規開拓よりも関係構築のハードルが低いため、早期の案件獲得に繋がりやすいのが特徴です。
営業担当の人件費・採用・教育コストを削減できる
自社で専任の営業担当者を採用・育成するには、多大な時間とコストがかかり、早期退職のリスクも伴います。営業代行を活用すれば、社会保険料や採用広告費などの固定費を抑えつつ、即戦力となるプロの営業スキルを導入可能です。必要な期間や予算に合わせて柔軟に活用できる点も大きな魅力です。
【映像制作向け】営業代行の料金体系と費用相場

営業代行の導入を検討する際、最も気になるのが費用面です。料金体系は大きく「固定報酬型」と「成果報酬型」の2種類に分かれます。ここでは、それぞれの相場と特徴について解説します。
「固定報酬型」のメリットと相場
月額固定の料金を支払い、定められた稼働時間やタスクを委託する方式です。相場は月額40万〜60万円程度となります。毎月のコストが明確であるため予算を組みやすく、商談獲得だけでなくリスト作成から商談同席まで、幅広い営業工程を総合的に任せられるのが大きなメリットです。
「成果報酬型」のメリットと相場
アポイント(打ち合わせ)獲得や成約といった、成果が発生した際にのみ費用を支払う方式です。映像制作関連の相場は、打ち合わせ1件あたり1.5万〜3万円、成約ベースの場合は受注額の10〜20%が目安です。初期費用や管理費を抑えられるため、確実に成果を得たい場合に適しています。
自社の予算・事業規模に合わせた料金体系の選び方
自社の経営状況に合わせて最適な料金プランを選択することが重要です。立ち上げ期や予算が限られているフリーランスであれば、低リスクな「成果報酬型」がおすすめです。一方、営業部門を丸ごと外注し、安定したリード(見込み顧客)獲得の仕組みを構築したい場合は「固定報酬型」が適しています。
【厳選】映像制作向け営業代行サービスおすすめ7選
映像制作会社やクリエイターの営業支援に強い、おすすめの営業代行サービスを7社厳選して紹介します。各社の強みや得意とする営業手法を比較し、自社の事業規模や課題に最も適した依頼先を探す参考にしてください。
1. カリトルくん|動画制作業界の実績が豊富で定額制

カリトルくんは、映像・動画制作業界に特化した豊富な実績を持つ営業支援サービスです。月額定額制を採用しており、毎月の予算管理が容易な点が魅力です。専属の担当者がリスト作成から営業まで一貫してサポートし、クリエイターが制作に専念できる環境を提供します。業界知識を活かし自社の強みを的確にアピール可能です。
2. 株式会社アソウ・ヒューマニーセンター|質の高い商談獲得に強み

アソウ・ヒューマニーセンターは、成約に結びつきやすい「質の高い商談」の獲得を得意としています。徹底した事前リサーチと独自の手法により、単なる情報収集ではない、具体的な映像制作需要を持つ決裁者との商談機会を創出します。クロージングに向けた営業工程を強力に後押しする頼もしい企業です。
3. 株式会社キャピタルワークス|最短1日から!即効性のあるアプローチ

キャピタルワークスは、最短1日からのスポット依頼が可能な柔軟性の高い営業代行サービスです。「特定の期間だけ営業を強化したい」「制作の空きをすぐ埋めたい」という突発的な課題に対応します。スピード感を重視し、即効性のある提案で迅速なリード獲得を実現するため、短期的な売上確保に最適です。
4. 株式会社エグゼクティブ|リアルタイムの営業進捗共有で安心

株式会社エグゼクティブは、顧客とのコミュニケーションを重視し、営業活動の進捗をリアルタイムで共有するシステムが特徴です。どの企業に営業し、どんな反応を得られたかが透明化されるため、営業代行を初めて利用する企業でも安心です。現場のフィードバックを即座に映像制作の企画や提案に活かすことができます。
5. アズ株式会社|休眠顧客の掘り起こしや細やかなヒアリングに対応

アズ株式会社は、新規開拓だけでなく過去の休眠顧客への提案に定評があります。細やかなヒアリングを通じて顧客の隠れた映像制作ニーズを引き出し、最適なタイミングでの提案を実現します。長期的かつ良好な関係構築を得意としており、継続的な案件獲得やリピーターの育成を目指す映像制作会社に推奨されるサービスです。
6. 株式会社レイゼクス|クリエイティブ業界・中小企業に特化

レイゼクスは、映像制作を含むクリエイティブ業界や、中小企業・個人事業主の営業支援に特化しています。クリエイター特有の専門用語や業界の商習慣を深く理解しているため、ポートフォリオの魅力を最大限に伝える営業活動が可能です。小規模な制作会社でも導入しやすい料金体系と、親身なサポート体制が支持を集めています。
7. Sales Platform|独自システムとノウハウで見込み顧客獲得を自動化

Sales Platformは、独自のシステムと実績ある営業ノウハウを融合させ、見込み顧客獲得の仕組みを自動化・効率化するサービスです。複数媒体を活用した様々な情報をもとにした営業活動により、映像制作を必要とする潜在層へ的確にリーチします。営業活動の属人化を防ぎ、社内に効率的な営業の仕組みを構築したい企業に最適です。
失敗しない!映像制作向け営業代行会社の選び方

営業代行会社は数多く存在しますが、自社に最適な代行会社を見極めるためにはいくつかの基準があります。ここでは、依頼後に後悔しないための選定基準を4つに分けて解説します。
映像制作・クリエイティブ業界での実績は豊富か
営業代行会社が、映像制作特有の商習慣や専門用語を理解しているかは最重要項目です。クリエイターの強みや制作工程を把握していなければ、顧客へ適切な提案ができません。必ず「動画・映像制作会社への支援実績」があるかを確認し、過去の成功事例などを事前にヒアリングしましょう。
代行範囲の確認
代行業務の対応範囲は企業により異なります。営業先リストアップとテレアポのみを行う会社もあれば、商談の同席やクロージング、さらには休眠顧客のフォローまで担う会社もあります。自社に足りない営業工程が「商談数」なのか「成約力」なのかを明確にし、要件を満たすサービスを選びましょう。
ターゲット選定と自社の強みへの理解度
映像制作は、ジャンル(採用、WebCM、YouTube等)によってターゲットが大きく異なります。自社の得意分野や過去のポートフォリオを深く理解し、それらを最も高く評価してくれる業界・企業層を的確に選定してくれる代行会社を選ぶことが、高単価案件の獲得に繋がります。
契約期間と費用対効果のバランス
最低契約期間の有無や、初期費用の有無は必ず確認してください。特に費用が限られる小規模事業者の場合、長期間の固定費契約はリスクになります。商談や成約1件あたりの獲得単価(CPA)をシミュレーションし、案件の利益率を圧迫しない、費用対効果の合うプランを選定しましょう。
営業代行で成果が出た映像制作会社の事例
私たちの提供しているFAX営業代行をご利用頂いた、企業のPR動画制作サービスを展開するお客様の事例をご紹介させていただきます。
「PR動画制作サービス」の認知拡大と新規顧客獲得を目的としていたお客様は、FAXを活用した営業代行に取り組み、定期配信(計11回)を開始しました。初回は住宅・教育関係にターゲットを絞り、自社HPの情報を基に作成した原稿を配信しました。配信ごとにターゲット業種(理美容、医療、建設など)やエリアを変更し、柔軟に反応を探るテストマーケティングを実施し、新規取引先の開拓に成功。配信拒否リストの厳格な管理や毎週のレポート提出により、精度の高い業務改善を徹底した事が成果に繋がりました。
こちらのお客様が実際に活用した紙面や自社が営業する場合の営業リストのサンプルをお配りしておりますので、興味がございましたらお問い合わせください。
営業代行の依頼前に準備すべき情報と体制

営業代行の成果を最大化するためには、事前の準備が欠かせません代行会社に依頼する前に、自社内で整えておくべきポイントを解説します。
ターゲット企業と得意なジャンルの明確化
営業を任せっきりにするのではなく、自社が最も得意とする映像ジャンル(採用動画、WebCMなど)を事前に明確化しましょう。強みが活きるターゲット層(業種や企業規模)を絞り込むことで、代行会社も精度の高いリスト作成が可能となり、商談の質と成約率が大幅に向上します。
過去の実績やポートフォリオの整理・共有
これまでの制作実績やポートフォリオは、映像制作の営業において最強の武器です。単に動画を見せるだけでなく、「どのような課題を解決したか」「制作期間と予算はどの程度か」といった背景情報もセットで整理し、営業担当者が顧客へ的確に魅力を伝える事ができるよう詳細に共有することが重要です。
営業代行会社との密なコミュニケーション体制の構築
営業代行は依頼して終わりではありません。定期的なミーティングを設け、顧客の反応や現場の営業結果を共有する体制を構築しましょう。顧客のリアルな反応を企画や提案書に迅速に反映させることで、業務改善が可能になり、より顧客に刺さる営業活動を実現できます。
まとめ:最適な営業代行を活用し、映像制作の売上を最大化しよう
映像制作会社にとって、営業工数の慢性的な不足は事業成長を阻む大きな壁となります。しかし、自社の強みや目的に合った営業代行サービスを適切に活用することで、クリエイターは本来の制作業務に専念しつつ、高単価で継続的な案件を安定して獲得する仕組みを構築可能です。
今回ご紹介した「固定報酬型」や「成果報酬型」といった料金体系の違い、失敗しない選び方のポイント、そして導入前の準備事項を参考に、自社の事業規模に最適な代行会社を見極めてください。営業活動の負担や精神的なストレスを軽減し、より質の高い映像コンテンツの提供を通じて、企業の売上と利益の最大化を目指しましょう。
米澤 俊一(よねざわ しゅんいち)
株式会社セールスマーケティングファーム代表
1979年横浜市出身。日本体育大学卒業。
IT企業で4年間Web運営に携わった後2008年に独立。
その後、福井県のベビーリーフ農家へ転身し、独自の営業手法を駆使してわずか2ヶ月でスーパー150店舗、レストラン400店舗との新規取引を開拓。ビニールハウス2棟から33棟への急拡大を牽引。OTAや農業ベンチャーの役員を経て、現在は営業職不在の中小企業を支援する営業代行会社の代表取締役。