FAXDM代行とコンサルティングの違い|依頼範囲の選び方と業者の確認ポイント

FAXDMを外注しようと考え、業者を探すと、「配信代行」「原稿作成込み」「コンサルティング」など、サービスの呼び方がばらばらで、何が違うのか分かりにくいと感じる方もいるのではないでしょうか。営業を少人数で回している会社ほど、どこまで業務を任せられるのか、どの業者に頼めばよいのかで迷いやすくなります。

この記事では、FAXDMの外注で依頼できる範囲を3つに分けて説明したうえで、自社に合う範囲の選び方、業者に問い合わせるときの確認ポイント、依頼前に準備しておくことを紹介します。

FAXDM代行で依頼できる3つの範囲

FAXDMの外注サービスは、名称よりも「どの作業を業者に任せられるか」で分けると比べやすくなります。大きく分けると、次の3つの範囲があります。

配信のみを任せる

案内文(紙面)と送信先リストを自社で用意し、FAXの送信作業だけを業者に任せる形です。多数の企業へ自社の複合機や回線で送る手間を省けます。

一方で、何を書き、誰に送るかは自社で決めることになります。紙面と送信先の内容が、そのまま結果を左右します。

原稿作成と送信先の準備まで任せる

業者が商品やサービスの内容を聞き取り、案内文の作成、送信先リストの準備、配信までをまとめて行う形です。この記事では「一括型」と呼びます。

紙面づくりや送信先選びに時間を割けない会社でも、自社の商品情報や対応条件を伝えれば、配信まで進められます。

送り先や案内内容の設計から相談する(コンサルティング型)

誰に送るか、何を伝えるか、反応を見てどう見直すかまで、業者と相談しながら進める形です。初めてFAXDMを行う会社や、以前送ったときに反応が少なかった会社が、進め方そのものから相談したい場合に向いています。

ただし、「コンサルティング」という言葉が指す内容は業者によって異なります。紙面の添削だけを指す場合もあれば、送信先の選定から配信後の見直しまで含む場合もあります。サービスの名称で判断せず、具体的にどの作業を担当してもらえるのかを問い合わせ時に確認しましょう。

3つの範囲を整理すると、次のようになります。

依頼範囲自社で用意するもの業者に任せるもの向いている会社
配信のみ案内文(紙面)、送信先リスト送信作業、送信結果の確認反応が出ている紙面と送信先がすでにある
一括型商品・サービスの情報、対応できる条件案内文の作成、送信先リストの準備、送信紙面づくりやリスト準備に時間を割けない
コンサルティング型商品・サービスの情報、営業で達成したいこと送信先と内容の設計、作成、送信、結果をもとにした見直しの相談誰に何を案内すればよいかが決まっていない

自社に必要な依頼範囲の判断基準

どの範囲を選ぶかは、自社がいま何を持っていて、何に困っているかで決まります。

反応が出ている紙面と送信先がすでにある場合は、配信のみで足りることが多いでしょう。送信作業の負担を減らすことが目的なら、紙面や送信先まで外注する必要はありません。

営業担当がいない、紙面を作る時間がない、どの業種に送ればよいか分からない場合は、一括型またはコンサルティング型が候補です。商品情報を伝えるだけで進められる範囲を選ぶと、社内の負担を抑えられます。

自社で送ってみたものの反応が少なかった場合は、送信件数を増やしたり紙面を目立たせたりする前に、「送り先に、その商品を必要とする企業が含まれていたか」「送り先に合わせた内容になっていたか」を見直すことが先決です。こうした見直しを一緒にできる業者を選びましょう。

弊社では、FAXDMは「誰に送るか」と「何を書くか」をセットで考えています。同じ商品でも、送り先の業種や用途が変われば、相手が知りたい情報も変わるからです。安さを優先して紙面と送信先を別々に用意するより、両方をまとめて考えられる業者に依頼する方が、自社の商品と送り先を合わせやすくなると考えています。

外注で軽くなる作業と、自社に残る役割

外注すると、送信先リストの整備(移転や廃業した企業の反映など)、送信作業、送信エラーの確認、配信停止依頼の管理といった作業を業者に任せられます。自社で送る場合に比べ、通常業務への影響を抑えやすくなります。その分、外注費用がかかる点は前提として押さえておきましょう。料金の確認方法は後ほど説明します。

一方で、外注しても自社に残る役割や作業があります。ひとつは、商品の強みや対応できる条件を業者に正確に伝えることです。紙面はこの情報をもとに作られるため、伝える内容が曖昧だと、紙面の内容も曖昧になります。

もうひとつは、反応があった後の対応です。資料の送付、サンプルの用意、見積の作成、商談は自社で行います。FAXDMで得られるのは最初の接点であり、その後の対応が受注につながるかどうかを左右します。

また、業者に任せきりにすると、どの業種に、どんな内容で送ったときに反応があったのかが社内に共有されず、営業成果として残りにくくなります。配信後は結果の報告を受け、次の営業に生かせる形で記録しておくことが大切です。

FAXDM代行業者を比べるときの確認ポイント

業者を比べるときは料金を優先しやすいですが、FAXDMでは送り先と紙面の内容が結果に大きく関わります。次の6点を問い合わせ時に確認すると、業者ごとの違いが見えやすくなります。

送信先をどう決めているか

業種、地域、企業規模などで送信先を絞り込めるかを確認しましょう。あわせて、営業先リストをどのように更新しているか(移転や廃業をどう反映しているか)も聞いておくと安心です。古い情報のままのリストでは、届かない送信が増え、費用の無駄にもつながります。

送信先リストの作り方については、以下の記事で詳しく解説しています。

FAXDMリスト作成ガイド|低コストで質の高い送り先を確保する具体策

送信先に合わせて案内内容を作るか

全業種に同じ案内文を一斉に送る運用なのか、送信先に合わせて内容を変えるのかを確認しましょう。たとえば同じ加工の依頼を募る場合でも、部品メーカーに送るのか、設備の保守会社に送るのかで、相手が知りたい対応ロットや納期は変わります。

受け取った企業が連絡しやすい形になっているか

接点のない企業に、最初から商談や申込みを求めると、返信のハードルは高くなります。資料請求、サンプルの送付、見積、対応できるかどうかの確認など、受け手が負担なく返信できる接点や特典を一緒に考えてくれる業者かを確認しましょう。

返信の手段も、FAX返信、電話、メールなど、送り先の企業が普段使っている方法に合わせて選べると、読み手が行動しやすくなります。

料金に含まれる作業の範囲

送信単価だけで比べず、何が料金に含まれているかを確認しましょう。主な確認項目は、紙面の作成費、リストの費用、届かなかった分の扱い、最低送信件数、契約期間などです。単価が安く見えても、別料金の項目によって総額が変わることがあります。

料金の目安についてはこちらも参照ください。

FAXDMの安さの秘密とは?DM発送代行の相場と無駄な費用を削る裏技

配信停止の依頼や問い合わせへの対応

紙面に送信者の会社名や連絡先が明記されるか、配信停止の受付方法が書かれるかを確認しましょう。あわせて、停止を依頼した企業を次回以降の送信先から除外する仕組みがあるか、受信者からの問い合わせや苦情に誰が対応するのかも聞いておきます。いずれも、送り先の企業との関係を損なわないために欠かせない点です。

配信後に何を報告してもらえるか

配信件数、反応件数に加えて、反応の内容(資料請求なのか、問い合わせなのか、配信停止の依頼なのか)を分けて報告してもらえるかを確認しましょう。停止依頼も含めて「反応」とまとめられてしまうと、実際にどれだけの見込み客がいたのかが分かりません。

あわせて、報告をもとに次回の送信先や内容を見直す相談ができるかも確認しておくと、1回目の結果を次に生かしやすくなります。

依頼前に自社で準備しておくこと

業者に問い合わせる前に、次の点を整理しておくと、相談がスムーズに進み、送信先や紙面の内容も具体的になりやすくなります。

  • 何を、どのような相手に提供したいか:商品やサービスと、それを必要としていそうな企業のイメージ
  • 対応できる条件:対応できる地域、ロット、納期など
  • 取引実績や他社と違う点:紙面で伝える信頼材料になります
  • 反応があったときにすぐ渡せるもの:資料、サンプル、見積の条件など

最後の点は見落とされがちですが、返信があってから準備を始めると、相手の関心が高いうちに対応できない恐れがあり、受注や契約の機会を失うことにもなります。すべてが揃っていなくても、業者によっては聞き取りの中で一緒に整理してもらえる場合があります。

まとめ

FAXDMの外注先は、「代行」「コンサルティング」という名称ではなく、どの作業まで任せられるかで比べることが大切です。反応のある紙面と送信先がすでにあるなら配信のみ、紙面や送信先の準備から任せたいなら一括型やコンサルティング型が候補になります。

業者を比べる際は、送信単価だけでなく、送信先をどう決めているか、送信先に合わせて内容を作ってくれるかを確認しましょう。依頼前に自社の商品、対応条件、反応後に渡せるものを整理しておくと、相談がより具体的になります。

弊社のFAX営業代行では、契約前に「誰に・どう案内するか」のご相談を受けたうえで、商品案内の作成、送信先企業リストの準備、FAX配信までを一括で代行しています。紙面づくりや送信先選びから任せたいとお考えの方は、サービス内容をご確認ください。

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