既存顧客だけに頼らない!IT機器卸が取り組むべき新規開拓の手順

既存顧客だけに頼らない!IT機器卸が取り組むべき新規開拓の手順

既存顧客との取引だけでは売上拡大に限界を感じ、新規開拓の必要性を痛感しているIT機器卸のご担当者様も多いのではないでしょうか。しかし、いざ新規開拓を進めようとしても「型番商材で他社と差別化しにくい」「受発注業務に追われ、営業時間が確保できない」といった壁に直面しがちです。クラウド普及やメーカー直販の増加により、従来の卸売業は変革を迫られています。
本記事では、IT機器卸特有の課題をひも解き、ターゲット選定からデジタル活用まで、新規開拓を成功に導く手順を解説致します。お読みいただくことで、価格競争から脱却し、安定した収益基盤を築くための実践的な戦略が見つかります。 

IT機器卸において新規開拓が急務となっている背景

IT機器卸において新規開拓が急務となっている背景

IT機器卸売業を取り巻く環境は大きく変化しており、従来の営業手法のままでは売上の維持が困難になりつつあります。なぜ今、新規開拓に注力しなければならないのか、その根本的な背景を解説します。

既存顧客への依存がもたらす将来的な事業リスク

長年取引のある既存顧客からの売上は安定基盤である一方、依存しすぎるのは危険です。顧客企業の業績悪化や倒産、担当者の変更によって、突然取引が減少するリスクが常に潜んでいます。売上の大部分を少数の顧客に依存している場合、その影響は甚大です。事業の継続性と安定的な成長を確保するには、特定顧客への依存から脱却し、常に新しい取引先を開拓してリスクを分散させることが大切です。

クラウド化や直販の増加による市場環境の変化

IT業界は技術の進歩が早く、クラウドサービスの普及によって物理的なIT機器の需要そのものが変化しています。さらに、メーカーが直接販売する直販モデルを強化する動きも加速しています。従来の「商品を右から左へ流す」だけの事業では生き残りが厳しくなっており、自ら新たなターゲット層を見つけ出し、能動的に売り込む力が卸売業にも強く求められています。

IT機器卸が抱える新規開拓における「3つの壁」

IT機器卸が抱える新規開拓における「3つの壁」

新規開拓の必要性を理解していても、実際の営業活動ではIT機器卸特有の課題に直面します。ここでは、営業戦略を見直すために乗り越えるべき3つの壁について解説します。

型番商材ゆえの「他社との差別化」の難しさ

IT機器は型番が同じであれば機能に差がないため、価格競争に陥りやすいのが大きな壁です。他社と同じ商品を扱う中で新規顧客を獲得するには、単なる「モノ売り」から脱却し、導入後の手厚いサポートや独自の解決策提案といった、企業としての付加価値を明確に打ち出す必要があります。

アナログな受発注業務による「営業工数の枯渇」

多くの卸売業では、依然として電話やFAXによる受発注処理が残っています。営業担当者が伝票入力や在庫確認などの事務作業に追われると、本来注力すべき新規開拓への時間が奪われます。このような業務の非効率性が工数を枯渇させ、新たな顧客への営業機会を損失させているのが現状です。

属人的な営業手法と声掛けの非効率性

営業活動が個人のスキルや勘に依存している点も課題です。顧客情報が属人化していると、組織的な絞り込みや需要が把握できません。また、手当たり次第の飛び込み営業やテレアポは労力がかかる割に成約率が低く、人手不足が深刻化する中では持続可能な営業方法とは言えず、早急な改善が求められます。

新規開拓を成功に導く!IT機器卸が実践すべき全手順

新規開拓を成功に導く!IT機器卸が実践すべき全手順

IT機器卸が直面する壁を乗り越え、安定した新規顧客を獲得するためには、戦略的かつ体系的な手順を踏むことが重要です。ここでは、具体的な営業手順を4つに分けて解説します。

1:自社の強みの再定義とターゲットの選定

まずは自社の強みを明確にし、迅速な納品、特定の業界への深い知見、導入後の手厚いサポートなどの特徴を言語化します。次に、その強みを最も必要としている企業規模や業種をターゲットとして絞り込みます。手当たり次第の営業を避け、成約確度の高い見込み顧客へ時間や工数を集中させることが第一歩です。

2:精度の高い「営業リスト」の収集と作成

ターゲット像が明確になったら、営業リストを作成します。闇雲なWeb検索ではなく、企業データベースや過去の展示会名刺、自社サイトへの問い合わせ情報などを活用します。最新かつ正確な情報がまとまったリストを用意することで、営業の無駄を大幅に削減できます。取引経験が少なく企業情報がない場合や、作成方法がわからない場合はリストレンタルなどを活用することも有効です。

3:デジタルとアナログを掛け合わせた営業手法

メールや問い合わせフォームへのDM送信といったデジタル手法で広く接点を持ち、反応があった企業に絞って電話や訪問などのアナログ営業を展開します。MA(マーケティングオートメーション )ツールを活用して顧客の関心度を可視化すれば、最適なタイミングで確度の高い声掛けが可能になります。営業ツールについては下記で詳細にまとめております。

4:価格競争を脱却する課題解決型の「提案型営業」

商談では単なる機器のスペック紹介ではなく、顧客の業務課題を解決するための提案に注力します。例えば「テレワーク導入に必要な機器一式とセキュリティ対策」のように、付加価値をわかりやすく言語化して提示することで、型番商材であっても価格競争に巻き込まれずに成約へと繋がります。

業務に馴染みの深いFAXを活用した営業と成功事例

業務に馴染みの深いFAXを活用した営業と成功事例

現在受発注にFAXを活用している方が多い事を逆手に、FAXを活用した営業を取り入れる事で、効率よく営業活動が行えます。なぜ、新規開拓にFAX営業が適しているのかについて、弊社をご利用されたお客様の事例を含めて解説します。

導入費用の安さと見る癖がある媒体を活用すること

昨今デジタル化が進んでおり、Web広告やWeb集客が主流となっていますが、待っているだけで問い合わせが来る程立派なサイトをつくるには膨大な知識と時間がかかります。また、Web広告が基本の集客手法に定着した結果、掲載費用が年々高騰しており顧客1人を獲得する単価が見合わない状況になっています。その点FAXは、送り先と紙面さえ持っていれば、一瞬で多くの企業に送れるため、導入にかかる人手や時間を最小限に抑えられます。そして何より、皆様の業務に馴染みのあるツールであり、ターゲットとする企業も活用していることから見ることが日常になっている事が最大のメリットです。

6万通の郵送DMで失敗したのに100企業から問い合わせが来た事例

私たちの提供しているFAX営業代行を活用した金型製造業の事例を紹介します。下請け脱却を考えていたこちらの企業は郵送DMに480万円を掛けたものの、効果がゼロだった背景がある状態で、自社でやる時間がないからと私たちにご依頼されました。数撃ちゃ当たるで失敗したことから、自社の強みを明確にし、一点物の加工技術を求めているターゲットを自動車や船舶の部品メーカーに絞り、7000件のFAXを配信。その結果100企業からの問い合わせを獲得し、5~6社との成約を獲得しました。

まとめ:営業基盤を整え、戦略的な新規開拓を実現しよう

IT機器卸が安定した売上を確保し、事業を成長させるためには、既存顧客への依存から脱却し、新規開拓へ注力することが不可欠です。しかし、人手不足のままでは、十分な営業工数を確保することはできません。

まずは営業ツールを導入し、受発注業務をはじめとする事務作業を大幅に効率化しましょう。そこで生み出した貴重な時間を、ターゲット選定や付加価値を生む提案型営業へと投資することで、価格競争に巻き込まれない強力な営業基盤が構築できます。本記事で紹介した手順を参考に、戦略的な新規開拓の第一歩を踏み出してください。

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