
軽貨物運送業を営む中で、「下請け案件ばかりで利益率が低い」「直荷主を開拓したいが、営業に割く時間も知識もない」と悩んでいませんか? 運送業界は競争が激化しており、安定した収益基盤を構築するためには、高単価な法人案件の獲得が急務となっています。しかし、自社単独での営業活動には限界があるのも事実です。
本記事では、軽貨物運送に強いおすすめの営業代行会社10選をはじめ、料金相場や失敗しない選び方、外注前に準備すべき対策について詳しく解説します。 この記事を読むことで、自社に最適な営業代行サービスを見極めることができ、専属便などの優良案件を獲得して売上を拡大し安定させる道筋が明確になります。
軽貨物運送業が営業代行を利用すべき理由

軽貨物運送業において、日々の業務をこなしながら新規開拓の営業を行うことは容易ではありません。ここでは、営業のプロである代行会社を活用することで得られる、3つのメリットについて解説します。
下請けから脱却し、高単価な直荷主(法人)を獲得できる
運送業界の大きな課題は、多重下請け構造による利益率の低下です。営業代行を活用することで、この構造から抜け出し、EC事業者やメーカーといった直荷主との取引が可能になります。直荷主との直接契約は仲介手数料を排除できるため、案件単価が大幅に向上します。さらに、単なる御用聞きではなく、自社の強みを活かした提案型営業を展開してもらえるため、価格競争を避けて質の高い顧客を獲得しやすくなります。
慢性的な営業工数不足を解消し、配送業務に専念できる
多くの中小運送業者では、経営者自身がドライバーや配車管理を兼任しており、新規開拓に割く時間が不足しています。営業代行にリスト作成から初期の関係構築、商談獲得までを外注することで、この工数不足を根本から解消できます。自社の職員は本来の業務である安全かつ確実な配送業務に専念できるため、サービス品質の維持・向上と、売上拡大に向けた営業活動を同時に進行させることが可能です。
専属便や定期便の契約を通じて、安定した売上基盤を構築できる
スポット案件に依存した事業モデルは月々の売上変動が激しく、経営の不安定化を招きます。営業代行を通じて法人向けの提案営業を強化することで、企業専属便やルート配送といった定期案件の獲得率が高まります。例えば、特定の小売店の店舗間配送や、メーカーの定期的な部品輸送などです。継続的な契約を獲得することで毎月固定の売上が見込めるようになり、車両の稼働率向上と中長期的な経営の安定化を実現できます。こちらについてお話した自社作成の動画もございますので、参考にご覧になって頂けますと幸いです。
軽貨物運送に強いおすすめの営業代行会社10選
軽貨物運送業が直荷主を開拓し、売上を安定させるためには、業界事情に精通した代行会社選びが重要になります。ここでは、物流・運送業界の営業代行において豊富な実績を持つ、おすすめの代行会社10社を厳選してご紹介します。各社の強みや特徴を比較し、自社の課題解決に最適な依頼先を見つけてください。
株式会社プロセルトラクション

株式会社プロセルトラクションは、運送業界をはじめとする幅広いBtoB領域での新規開拓を得意としています。専属の営業チームを組成し、ターゲット企業の選定から実際の営業活動までを伴走型で支援します。テレアポだけでなく、Webマーケティングを組み合わせたハイブリッドな営業手法により、確度の高い商談機会を創出します。
株式会社ストライプ

株式会社ストライプは、迅速な対応と柔軟な営業戦略が魅力の営業代行会社です。とくに中小規模の運送業者が抱えるリソース不足の解消に貢献しており、短期間での商談獲得に定評があります。ヒアリングを通じて顧客ごとの独自の強みを言語化し、効果的なトークスクリプトを作成して荷主の関心を引き出します。
株式会社Flink

株式会社Flinkは、初期費用を抑えた成果報酬型のプランなど、柔軟な料金体系を用意している点が特徴です。運送・物流業界特有の課題を深く理解しており、荷主の課題に合わせた提案型営業を行います。定期便や専属便といった中長期的な契約に繋がる関係構築を得意としており、売上のベースアップを目指す企業に最適です。
株式会社Grand Central
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株式会社Grand Centralは、高品質な商談獲得を強みとする企業です。大手企業からベンチャーまで多岐にわたる情報網を持ち、EC事業者やメーカーなど、軽貨物運送の需要が高い業界への働きかけに長けています。質の高いリスト構築により、成約率の向上と効率的な営業活動を実現します。
合同会社アントワーク

合同会社アントワークは、地域密着型の運送業者から全国展開を目指す企業まで、規模に応じた柔軟性の高い営業支援を提供しています。丁寧なコミュニケーションと定期的な進捗報告により、透明性の高い営業活動を実施。既存の取引先と重複しないよう、細やかな絞り込みのもとで直荷主を開拓します。
タフス物流サポート株式会社

タフス物流サポート株式会社は、その名の通り物流業界に特化した支援を展開しています。業界特有の専門用語や法規制、現場のリアルな課題を熟知しているため、荷主に対して説得力のある提案が可能です。軽貨物運送の配車効率やドライバーの負担軽減までを見据えた、質の高い案件の獲得を強力にバックアップします。
株式会社Both

株式会社Bothは、コストパフォーマンスに優れたサービスを提供し、格安でのテスト導入を検討している企業から支持されています。予算に合わせた柔軟な予算設定が可能で、まずは小規模から直荷主開拓の反応を見たい軽貨物運送業者に推奨されます。低価格でありながら、丁寧なヒアリングに基づいた的確な営業を実施します。
クラス株式会社

クラス株式会社は、営業戦略の立案から実行、効果測定までをトータルでサポートする実力派企業です。新規事業の立ち上げや、下請けからの完全脱却を目指す運送業者へのコンサルティング要素を含んだ代行を得意としています。データに基づいた論理的な営業活動で、利益率の高い優良な直荷主とのマッチングを図ります。
株式会社コネクト

株式会社コネクトは、企業との密な連携を重視した丁寧なサポート体制が強みの営業代行会社です。獲得した商談の質を重視し、商談に発展しやすい確度の高い見込み客をパスしてくれます。営業後のフォローアップも充実しており、初めて営業代行を利用する運送業者でも二人三脚で売上拡大を目指せる環境が整っています。
株式会社セールスマーケティングファーム

私たち株式会社セールスマーケティングは、BtoB営業に特化した営業代行を提供しており、FAXを活用して企業の認知拡大と決裁者に向けた直接提案を行います。各企業の強みを活かした紙面作成、顧客リスト作成を行い、配信作業まで一括で対応します。ご利用企業の中でも軽貨物運送業は特に多く、直荷主の獲得に向けた提案力に優れており、開業したばかりの運送業者でも安心できる体制が整っています。実際の事例をまとめた動画などもございますので、是非ご検討ください。
営業代行の料金相場とシステム
営業代行の料金体系は、大きく分けて「固定報酬型」と「成果報酬型」の2種類が存在します。自社の予算や営業目標に合わせて最適なプランを選ぶことが、費用対効果を高めます。ここでは、軽貨物運送の営業代行における一般的な料金相場と、各システムの特徴について詳しく解説します。
固定報酬型の相場とメリット・デメリット
固定報酬型は、毎月一定の料金を支払うシステムで、相場は月額30万〜60万円程度です。最大のメリットは、何件商談を獲得しても追加費用が発生しないため、予算管理が容易な点です。また、リスト作成から営業戦略の立案まで、手厚いサポートを受けられます。一方、商談が取れなくても固定費が発生するため、初期投資の負担が大きい点がデメリットです。
成果報酬型の相場と特徴
成果報酬型は、商談獲得や成約ごとに料金が発生します。単価は商談1件1.5万〜3万円、成約単価は売上の10〜20%が相場です。成果が出た分だけ費用を支払うため、無駄なコストを抑えられるのが特徴です。初期費用を抑えて手軽に始めたい運送業者に適していますが、難易度の高い案件だと営業活動が後回しにされる懸念もあります。
初期費用無料・完全成果報酬の業者に潜むリスクと注意点
初期費用無料の完全成果報酬型はリスクが低いように見えますが、注意が必要です。代行会社は利益を確保するため、とにかく商談の件数を追う傾向があります。結果として、「とりあえず話だけ聞く」といった成約見込みの薄い商談を量産されるリスクがあります。無駄な工数を避けるため、商談獲得の定義(決裁者との面会など)を事前に明確にしておきましょう。
失敗を防ぐ軽貨物運送向け営業代行会社の選び方

営業代行会社の中には、他業界での実績は豊富でも、運送業界の事情に疎い業者が存在します。ミスマッチを防ぎ、質の高い直荷主を獲得するためには、自社の課題に合った依頼先を慎重に見極める必要があります。ここでは、契約前に必ず確認すべき選定基準を解説します。
物流・運送業界の動向や法規制に対する専門知識があるか
運送業界には「2024年問題」や各種関連法令など、特有の事情が存在します。これらを理解していない代行会社が営業を行うと、実現不可能な配送条件で声掛けを行ってしまい、後のトラブルに繋がります。業界の専門用語を熟知し、現場のリアルな課題を踏まえた上で、荷主へ適切な提案ができる業者を選びましょう。
ターゲット(EC、小売、メーカー等)への営業実績
自社が獲得したい荷主の業界に対して、具体的な営業実績があるか確認することが重要です。EC事業者の個別配送、スーパーの店舗間移動、メーカーの部品輸送など、各ターゲットごとに刺さる提案内容は異なります。過去にどのような企業を開拓し、どんな契約形態(専属便や定期便など)を結んだ実績があるのか事前に確認しましょう。
対応範囲の確認:商談獲得までか、商談・クロージングまでか
代行会社のサービス範囲が「テレアポやフォーム営業による商談機会の創出」までなのか、「商談への同席やクロージング(契約締結)」まで含まれるのかを明確にしましょう。自社に営業担当者がおり、クロージングに自信があるなら商談獲得のみで十分ですが、営業ノウハウが全くない場合は、商談から契約まで一任できる業者が適しています。
契約後のサポート体制と、効果的な進捗共有の仕組みがあるか
営業活動を単に丸投げするのではなく、定期的な進捗報告や戦略の改善提案を行ってくれる業者が優良です。架電数や商談化率といったデータを透明性高く共有し、獲得できなかった理由も分析して共有する体制があるか確認してください。二人三脚で業務改善について考えてくれる代行会社を選ぶことが、最終的な売上安定に直結します。
営業代行への依頼前に準備しておくべき情報と体制

営業代行会社は強力な武器となりますが、すべてを任せっきりにして成果が出るわけではありません。代行業者が質の高い営業活動を行えるよう、依頼主である軽貨物運送業者側にも事前準備が求められます。ここでは、スムーズな契約獲得と業務開始に向けて、自社で整えておくべき情報と体制について解説します。
自社の強みの明確化
まずは、荷主に対して「なぜ自社を選ぶべきか」を説明できるよう、強みを言語化しましょう。対応可能なエリアや時間帯、冷凍冷蔵車などの保有車種、過去の誤配ゼロといった品質面の実績などです。これらが明確になっていると、代行会社もターゲットを絞りやすく、他社との差別化を図れる説得力のあるトークスクリプトや紙面を作成できます。
提案型営業を成功させる会社案内や提案用資料の作成
代行会社が商談予定を獲得した後、実際の商談で活用する資料の準備も必須です。基本情報のみの会社概要だけでなく、具体的な配送構想の提案や料金の目安、過去の導入事例などをまとめた営業資料を作成しましょう。視覚的に分かりやすい資料があることで、荷主への訴求力が高まり、直案件の成約率が大幅に向上します。
案件獲得後の受け入れ体制(ドライバーの確保・教育)の整備
せっかく優良な専属便や定期便の契約を獲得しても、実際に配送を担うドライバーが不足していては本末転倒です。営業活動と並行して、案件稼働を見据えた採用活動や、協力会社の提携構築も進めましょう。また、直荷主が求める接客態度や配送品質を満たせるよう、事前のドライバー教育体制を整えておくことも重要です。
まとめ:営業代行を活用が軽貨物運送の売上拡大に繋がる
軽貨物運送業が激化する競争を勝ち抜き、安定した収益基盤を築くためには、単なる下請け業務からの脱却が急務です。営業代行サービスを活用することで、自社の人手や工数不足を補いながら、優良な直荷主への営業が可能になります。
その際、自社の強みを活かした提案型営業を展開することが、価格競争を避け、利益率の最大化に繋がります。料金体系やサポート体制をしっかりと比較し、運送業界に精通した最適な営業代行を選定しましょう。事前準備を万全に整え、二人三脚で売上拡大を実現してください。
米澤 俊一(よねざわ しゅんいち)
株式会社セールスマーケティングファーム代表
1979年横浜市出身。日本体育大学卒業。
IT企業で4年間Web運営に携わった後2008年に独立。
その後、福井県のベビーリーフ農家へ転身し、独自の営業手法を駆使してわずか2ヶ月でスーパー150店舗、レストラン400店舗との新規取引を開拓。ビニールハウス2棟から33棟への急拡大を牽引。OTAや農業ベンチャーの役員を経て、現在は営業職不在の中小企業を支援する営業代行会社の代表取締役。